青穂塾幼児教室 中学入試を目指す幼児のために

中学入試を目指す幼児のための教室。理科実験・野外観察・各種工作に力を入れています。

青穂塾からのお知らせ

特許庁より再び特許をいただきました。
新しい九九教材「九九学習用デジタル教材」はすでに特許を取得しています(特許7403204)。さらに保護をより強固にするため追加で特許出願しておりましたが、このほどこの件についても特許をいただきました。(特許7488951)

第2ステップは動画では表現できないためご利用いただけませんでしたが、皆様にご利用いただけるようになりました。

詳しくは、https://mbp-japan.com/nara/seisuijuku/ をご覧ください。
(「青穂塾のちょっとお役立ち情報」のバックナンバーもこちらにあります。)

デジタル教材はhttps://filmuy.com/sadaemon をご覧ください。
(1の段のみ、無料公開しています。)

~青穂塾のちょっとお役立ち情報~

令和の米騒動について 米農家さん観察歴40年 米作りを始めて10年の人間が考えること


米作りを始めて約10年になります。毎年失敗の連続です。特に今年はやらかしました。春にトラクターをぬかるみに沈めてしまって、農協さんに助けていただきました。ところが稲刈りの時にバインダー(稲を刈り取って束ねる機械)を再びぬかるみに沈めてしまって、農協さんに連絡しました。隣の田んぼの主には「またやった!」と言われるは、農協さんには「春に注意したことを守っていない。」と説教されること約半時間。長かったですー。(できの悪い生徒の気持ちが分かります。)


青穂塾では、幼児から小学生の間、自然観察や農業の勉強のため田んぼや畑を見学します。この時農家とお話しすることが多いのですが、皆さん異口同音に次のようにおっしゃいます。
「米作りみたいなもん、なんにももうからへん。」
「先祖さんからのリレーで引き継いだ田んぼを、ワシの代で終わらせると先祖さんに申し訳ないからやってるだけや。」

実際に私自身が米作りを始めてみると、その意味がよく分かりました。


(1)米作りの機械をすべて新品でそろえると1000万円を超えてしまいます。(したがって私はすべて中古を買いました。)そういえばある農家が、「ベンツを買えるだけのお金がかかる。」とおっしゃっていました。ところが田植機、コンバイン、籾乾燥機、籾すり機、選別機は、1年に1回使うだけ。(小規模農家では1日だけ。トラクターだけは何回も使います。)しかも始業点検、使用後の整備をする必要があります。こうなると機械代や点検整備が大変なので、機械を使う農作業をほかの農家に委託してお金を払って済ます農家がけっこうあります。(私は籾すり、選別を業者さんにお願いしています。)
(2)田んぼの近くを通ると人がいないから、ほったらかしのように見えますが、そうではありません。けっこう手間がかかります。

ひとめぼれ

これは奈良県のHP(https://www.pref.nara.jp/secure/261432/02hitomebore.pdf)に掲載されている記事ですが、「ポイント」だけでもこれだけあります。例えば「水管理」 を見てください。田んぼの水は適当に入れているわけではありません。稲の成長時期にあわせて水深を調節しています。これ以外にも夏の高温期には田んぼに水を絶えず入れて掛け流し状態にし、冷やす必要があります。私の妻は新潟県出身ですが、夏でも気温が低いときがあります。そんな場合、朝から田んぼを満水にしておき太陽熱で水を温め夜から翌朝までの温度が下がらないようにします。

(3)機械代以外にも肥料代、農薬代がかかり、手間をかけて米を作っても、安い値段でしか売れません。したがって農家の仕事を時給で換算すると10円にしかならないそうです。私自身は計算したことがありませんが、この数字に違和感を覚えません。その結果、私の周りでは、皆さん兼業農家です。そうでないと生きていけません。だから米作りをしているのは高齢者ばかり。しかも儲からないから、それほど熱心にしません。管理が悪くて雑草だらけの田んぼもあります。条件の悪い田んぼは耕作放棄してしまいます。


こんな状態ですから、米不足になるのは当たり前です。小規模の田んぼに将来はありません。では大規模の田んぼはどうでしょうか?私の生活する奈良盆地北部、京都盆地南部に限っていえば、新しい高速道路ができ、その周りに工業団地ができて条件のいい大規模の田んぼが次々に潰されていきます。米を作っても利益が出ませんから、高額で土地を買ってもらえるなら、先祖さんに申し訳なくっても土地を手放してしまいます。米不足にならない方がおかしいのです。


こう考えてみると、令和の米騒動は起こるべきして起こったのです。さらに米を作っている立場から言えば、米の値段が高くなったのではありません。安すぎた値段が本来の値段に近づいただけです。もっと米の値段が上がらないと、農家は米を作ってくれませんよ。それでは消費者が困るというなら、政府が補助金を出すべきだと私は思います。

山の幼児教室 ~やまであそぼう~

暗記力ではなく、分析力・思考力・発想力をつける

文字列・公式などを覚えるだけの授業はしません。本物・本質に触れ、論理的思考や分析能力を育てる授業を行っています。

一人ひとりに合わせた指導で確実に育てる

少数精鋭の塾であるため、一人ひとりに目を行き届かせることができます。生徒が得意・不得意とすることを読み取り、それに合わせて指導いたします。

受験テクニックに頼らず、こつこつ努力を積み上げる

受験前だけ勉強しても、急に実力はつきません。こつこつと努力を重ね、本質的に能力を高めて入試に臨んでいただきます。入塾に年齢制限があるのはそのためです。

お試し期間+仮入塾で安心して入塾できる

入塾が決まったあと、最初の1ヶ月間はお試し期間、次の5ヶ月は仮入塾となります。その期間終了後、入塾金をお支払いただきます。 詳しくは入塾案内をご覧ください。

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2023新米

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